彫像的
葡萄と蔓葉を彫った鉢
- 素材
- シナノキ材
- 領域
- 彫像的
- 制作年
- 2020
- コレクション
- 彫刻の器
房なりの葡萄と透かし彫りの蔓葉を彫った装飾用の盛鉢で、アレクサンドル・グラボヴェツキーがシナノキ材に彫り上げています。縁にそって高浮き彫りの葡萄の房と透かし彫りの葉を組み合わせ、葉脈には深い陰影を刻み、温もりのある自然な仕上げを添えています。
この作品に心を動かされましたか。あるいは、ご自身のご依頼をお考えですか。
ご構想についてお話しくださいかたち
彫り手は木の王として始まり、その奴隷として終わります。木は奴隷として始まり、彫り手の王として終わるのです。
アレクサンドル・グラボヴェツキー · 木の王にして、その奴隷取り組み
歴史の探究としての仕事
すべてのご依頼は、単なる注文ではなく、一つの研究として始まります。最初のひと彫りの前に、作品を読み解く仕事があります。意匠をその時代と巨匠たちまでたどり、それを最初に彫った巨匠がいかに考え、いかに形を起こしたかを汲み取り、失われゆく技を新たな作品へと運ぶのです。彫師たちが幾世紀ものあいだ受け継いできたとおりに。
この工房の木彫が唯一無二であるのは、そのためです。歴史的様式の解釈であって、型から起こした複製ではありません。木目、葉のひと筋、えぐりの深さに、探究の跡が刻まれ、同じものは二つとありません。工房は量産品をお売りするのではありません。一生をかけた知識と図案、技に支えられた、完成した作品をお届けします。そして一つひとつの作品が、幾世紀もの古き技を、忘却から少しずつ救い出すのです。



