
- 領域
- 探究
西洋の伝統の礎となる装飾、アカンサスの葉を、図案に起こしたのち、無垢の木塊から彫り出します。Grinling Gibbons の流儀による繊細な葉叢から、建築の柱頭まで。図案、そして費やされた時間が、ひとつひとつの葉に宿ります。
工房にて
型もなければ、近道もありません。シナノキ材とオーク材を、木目そのものが装飾となるまで彫り進めます。バロックのレリーフが求めるのは、まさにこの遅さなのです。
アレクサンドル・グラボヴェツキーの工房にて動きのなかで
工房より
取り組み
歴史の探究としての仕事
すべてのご依頼は、単なる注文ではなく、一つの研究として始まります。最初のひと彫りの前に、作品を読み解く仕事があります。意匠をその時代と巨匠たちまでたどり、それを最初に彫った巨匠がいかに考え、いかに形を起こしたかを汲み取り、失われゆく技を新たな作品へと運ぶのです。彫師たちが幾世紀ものあいだ受け継いできたとおりに。
この工房の木彫が唯一無二であるのは、そのためです。歴史的様式の解釈であって、型から起こした複製ではありません。木目、葉のひと筋、えぐりの深さに、探究の跡が刻まれ、同じものは二つとありません。工房は量産品をお売りするのではありません。一生をかけた知識と図案、技に支えられた、完成した作品をお届けします。そして一つひとつの作品が、幾世紀もの古き技を、忘却から少しずつ救い出すのです。


