無垢の木から、ひと時ごとに彫り出す。
木目と陰影の、奥行きの深さ。
作業台に向かって四十年。
私たちの誰よりも長く生きるために、彫る。
工房より
2012年、彫刻の板「The Wall Decoration」により、Woodworkers Institute から国際木彫家オブ・ザ・イヤーの称号を授けられました。
木彫の巨匠たちの言葉に。
Admirably skillful, crisp, and fluent.
David Esterly · Master Wood Carver & AuthorElegant carving — it sings to me!
Chris Pye · Master Wood Carver & Author三つの領域、ただ一つの伝統。
古代ギリシアからルネサンス、バロック、そしてロココへと、木彫の巨匠たちは宮殿や大聖堂、大邸宅の装飾を形づくってきました。ここでのすべてのご依頼は、その歴史を受け継ぎます。時代に即して、無垢の木に彫り上げるのです。
歴史の探究としての仕事
すべてのご依頼は、単なる注文ではなく、一つの研究として始まります。最初のひと彫りの前に、作品を読み解く仕事があります。意匠をその時代と巨匠たちまでたどり、それを最初に彫った巨匠がいかに考え、いかに形を起こしたかを汲み取り、失われゆく技を新たな作品へと運ぶのです。彫師たちが幾世紀ものあいだ受け継いできたとおりに。
この工房の木彫が唯一無二であるのは、そのためです。歴史的様式の解釈であって、型から起こした複製ではありません。木目、葉のひと筋、えぐりの深さに、探究の跡が刻まれ、同じものは二つとありません。工房は量産品をお売りするのではありません。一生をかけた知識と図案、技に支えられた、完成した作品をお届けします。そして一つひとつの作品が、幾世紀もの古き技を、忘却から少しずつ救い出すのです。
作品と仕事について
アレクサンドル・グラボヴェツキーの最も名高い木彫は何ですか。+
最も名高い作品は「The Wall Decoration」です。花とアカンサスをあしらった高浮き彫りの板で、2012年に Woodworkers Institute より国際木彫家オブ・ザ・イヤーの称号を授けられ、Woodcarving Magazine に掲載されました。
その仕事は、ほかの木彫の巨匠たちに認められていますか。+
はい。Grinling Gibbons 研究の最高権威である David Esterly は、その木彫を見事に巧みで、明晰で、淀みがないと評しました。また木彫の巨匠にして著述家の Chris Pye は、自分には歌うように響く優美な彫りだと語っています。
どのような木に彫りますか。+
主として Grinling Gibbons 伝統の木である欧州産のシナノキ材に、加えてホワイトオーク、マホガニー、チェリー材に彫ります。木の選びは、ご依頼の内容、時代の様式、そして仕上がった作品が置かれる場所によって決まります。





