建築
アカンサスの透かし彫りオルガン翼飾り
- 素材
- シナノキ材
- 領域
- 建築
- 制作年
- 2025
- コレクション
- パイプオルガンの透かし彫り飾り
アカンサスの渦巻きと葉模様を深いバロックのレリーフで透かし彫りにした、シナノキ材のパネルです。作業台に置かれた制作途中の様子で、パイプオルガンのケースを飾る翼の部分は、鋭く彫り込まれた葉と仕上げ前の自然な木肌が見られます。
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歴史の探究としての仕事
すべてのご依頼は、単なる注文ではなく、一つの研究として始まります。最初のひと彫りの前に、作品を読み解く仕事があります。意匠をその時代と巨匠たちまでたどり、それを最初に彫った巨匠がいかに考え、いかに形を起こしたかを汲み取り、失われゆく技を新たな作品へと運ぶのです。彫師たちが幾世紀ものあいだ受け継いできたとおりに。
この工房の木彫が唯一無二であるのは、そのためです。歴史的様式の解釈であって、型から起こした複製ではありません。木目、葉のひと筋、えぐりの深さに、探究の跡が刻まれ、同じものは二つとありません。工房は量産品をお売りするのではありません。一生をかけた知識と図案、技に支えられた、完成した作品をお届けします。そして一つひとつの作品が、幾世紀もの古き技を、忘却から少しずつ救い出すのです。







