建築
アカンサス透かし彫りのパイプオルガン飾り
- 素材
- シナノキ材
- 領域
- 建築
- 制作年
- 2025
- コレクション
- パイプオルガンの透かし彫り飾り
アカンサスを透かし彫りにしたパイプオルガンの飾りで、アレクサンドル・グラボヴェツキーがシナノキ材を彫り出したものです。透かし彫りのパネルには、深く彫り込まれた葉と巻き上がる渦巻きが高浮き彫りのバロック様式で表され、建築装飾としてのこの木彫制作の途上、作業台に固定された姿が捉えられています。
この作品に心を動かされましたか。あるいは、ご自身のご依頼をお考えですか。
ご構想についてお話しくださいディテール
この透かし彫りをくり抜き、その下をアンダーカットしていくと、木は紙のように薄くなり、震えるのが見えます。実のところ、繊維を表へ引き出しているのです。
アレクサンドル・グラボヴェツキー · 紙の薄さまでくり抜く取り組み
歴史の探究としての仕事
すべてのご依頼は、単なる注文ではなく、一つの研究として始まります。最初のひと彫りの前に、作品を読み解く仕事があります。意匠をその時代と巨匠たちまでたどり、それを最初に彫った巨匠がいかに考え、いかに形を起こしたかを汲み取り、失われゆく技を新たな作品へと運ぶのです。彫師たちが幾世紀ものあいだ受け継いできたとおりに。
この工房の木彫が唯一無二であるのは、そのためです。歴史的様式の解釈であって、型から起こした複製ではありません。木目、葉のひと筋、えぐりの深さに、探究の跡が刻まれ、同じものは二つとありません。工房は量産品をお売りするのではありません。一生をかけた知識と図案、技に支えられた、完成した作品をお届けします。そして一つひとつの作品が、幾世紀もの古き技を、忘却から少しずつ救い出すのです。







